限りある・・・

 今朝の新聞に、癌患者の体験が出ていました。上顎のがんです。
手術をしたのですが、その後に再発・・・ 効果があると思われる抗がん剤
はすべて使い尽くし、医師に「あと何年、生きられますか」と聞くが、「何とも
言いようがない」
 帰り道、その道は木々が多く、山が見え、田畑が広がる田舎道だ。毎年、大きなイチョウ
の木が黄色く輝き、心が癒された。このとき、Nさんはふと思った。「何て素晴らしい生命
の輝き。この荘厳な大宇宙の中で、私も生きている」感動と共に死の恐怖が不思議と消えていく
のを感じた。
 毎日なんとなく過ごしている人が、「後○年です」このとき、人は限りある生を感じ、
生きとし生けるものに,感謝するとともに「生の充実」を感じるのではないでしょうか。